Feb 11

採点の祭典

成績つけるつける祭りはウダウダしすぎて午後4時からのスロースタートとなってしまった.

勉強しているかどうかがわかる試験となったのは意図したところだが,しかしそれにしても落差がありすぎだろう.演習問題の類題を出すと言った上に,演習問題にはすべて解答がついているので,しっかり勉強した人からすれば80点は取れるし,実際そこまでいかなくても,その勉強の跡がわかる学生は多かった.しかし反面…と言った感じ.とりあえず入力は終了.

やはり,学生は勉強できる環境が与えられれば(全員とは言わないまでも)勉強するのだから,その環境をどうやって整えるかが重要なのだろう.ということで,今self-containedな来年度からの授業ノートを作成中.

授業ノートや演習問題のTeXファイルをgithubで公開して,issuesを立ててもらうというアイディアを思いついたが,やるかは不明.

問題

750問.アニメはやはり作りにくい.

読了

『小説の森探索』(ウンベルト・エーコ)読了.

小説という虚構世界をどのように歩いて行くのか,その手ほどきとヒントを与える6回の講義である.昨日までもポツポツと書いていったが,重要なのは「モデル読者」という考え方である.経験的作者が設定するモデル読者が,我々経験的読者にともなって,森の中を案内してくれるのである.